XMのEAに対するレバレッジ規制の真相！（2019年）

XMは日本人に大人気の海外ハイレバFX業者です。私は、最小単位が10通貨という尖った点に魅力を感じてXMを利用していますが、ここ最近になってXMに関する「とある情報」が舞い込んできました。

その「とある情報」とは「4月からEAに対してレバレッジ規制をかけ始めている」という情報です。

当サイトはEAを提供している上、私自身もXM愛用者であることから看過できない情報です。ということで、EAに対するレバレッジ規制に対して真相はどうなのか・・・ということでXM社に問い合わせました。

※本内容は公式との質疑応答を踏まえた情報であり、私の独断と偏見で発信しているものではありません。

XMのレバレッジについて

まず海外FX業者であるXMのレバレッジについてです。海外FXの謳い文句であるハイレバレッジというのはXMにも当てはまります。

かつて、国内FXにおいて規制が入る前はレバレッジ数百倍というのは当たり前でしたが、現在は国内FXはレバレッジ25倍までに規制されています。一方で海外FX業者であるXMは最大888倍という驚異的なハイレバレッジが選択可能となっています。

しかしながら、888倍のレバレッジを選択しても必ずそれが適用されるかと言われればそうではありません。有効証拠金2万ドル(200万円相当)~10万ドル(1,000万円相当)未満で最大レバレッジは200倍となりますし、それよりも証拠金が増えると最大レバレッジは100倍に引き下げられます。

その他、証拠金以外にも為替変動に影響のある政治的・地政学的リスクが高まるイベント時は「一時的なレバレッジの低下」も発生します。

これらの条件に合致しなければ、自身が888倍を選択していればレバレッジ888倍が適用できるという形です。

XMのEAレバレッジ規制とは

基本的には888倍という超ハイレバトレードが可能ではあるのですが、ここ最近で話題に上がっている情報は「EAに対するレバレッジ規制というものがかけられると100倍になる」というものです。

私が実際に受けたものではないため真偽は不明です。が、状況的に見てそこそこ信頼性の高い情報かと私は思っています。証拠金の条件とは無関係にレバレッジ低下させられるようです。

XMのEAに対するレバレッジ規制はいつ始まったのか

EAを提供している身としてはかなり気になるところではありますし、当サイトのEAが規制対象になるのか？というお問い合わせもありましたので公式に問い合わせました。
結果、レバレッジの引き下げは

以前から行われている内容でございます為、今年から別途規制が始まっているということではない（原文まま）

ということでした。噂にある「2019年4月」から規制が始まったということではないようです。

情報発信力のある方や、利用者の多いEAで規制を受けた方が直近で多いからなのか、2019年4月あたりを機に規制が始まったと誤認されているだけなのかもしれません。

EAのレバレッジ規制に基準はあるのか

最近になって規制が始まった訳ではなく、以前からEAに対するレバレッジ規制はあるならば、次に気になるのはその規制対象となる基準ですね。
そちらについても確認したところ、

取引パターンや内容については様々なため、全ての内容をご案内することはできない

という主旨でした。

明確な基準というものは言及いただけなかったのですが、レバレッジ規制対象としては

ハイレバレッジはお客様が適切なリスク管理をより行い易くすることを目的としており、その目的に反するするようなハイレバレッジトレードが繰り返されるEAについては、リスク管理の観点からレバレッジを引き下げる可能性がある

という回答が付されました。

すごくザックリ表現すると、超ハイレバで派手にトレードしていると規制対象となる可能性がある・・・ということではないでしょうか。

まとめ

改めてまとめますと、「XMのEAレバレッジ規制については2019年4月から始まったものではない」ようです。たまたま規制されたものが「話題のEA」だったこともあって、規制された事実が目立ってしまった・・・と捉えるのが近いような気がします。

しかしながら規制強化されている訳ではないにせよ、EA利用者にとってはレバレッジ引き下げリスクがあることは把握しておいた方がいい事実です。

当サイトのEA利用者においてもレバレッジ規制に掛かったという報告は今のところありませんが、絶対に掛からないということではありません。政治的・地政学的なリスクの高まりで一時的なレバレッジ規制が発生することはここ最近では多々あります。

イベントでのレバレッジ引き下げを含め、それらを受けたとしても証拠金維持率が著しく低下しないような運用をするのが賢明です。もとより、グリッドトレード手法で実効レバレッジが高い状態は運用派破綻と隣り合わせなトレードです。必ず自身が正常な精神のものとでリスクコントロールできるように、余裕を持って運用していただければと思います。