FX自動売買を複数システムを同時に稼働する場合など、運用の独立性を高めるために口座を分けたりすることがあります。MT4のFX業者はそれを想定してか、複数口座開設できるケースも多くあります。

同一のFX業者で複数口座を自動売買するためにMT4を複数インストールする必要があるのですが、同一業者のMT4を複数インストールするのにはちょっとしたコツがあります。
 

WindowsOSの場合は、ザックリ表現すると
・インストールするフォルダを別々にする
・インストールで作成されるショートカットの名前を変更する
です(詳細手順はインターネット検索ですぐに情報が得られるため省略)。

 
普通はこれで何の問題もないのですが、VPSのコストダウンを狙ってLinuxOSのVPSで運用している方は問題が起きたります。
(参考)格安VPSでFX自動売買(MT4)運用費は500円程度に圧縮可能

当サイトの読者様から問い合わせもあり、実際にLinuxOSのVPSで同一業者のMT4を複数インストールしようと検証してみましたが、確かに上手くいきませんでした。

 
ですが、解決方法はそう難しくありません。ということで、今回はLinuxOSのVPSにMT4環境を構築したはいいけど同一業者のMT4を複数インストールが上手くできない・・・という問題を解決します。

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同一業者MT4を複数インストール手順

同一業者で複数口座開設できるXMを例にとって手順を記載します。MT4のインストーラーはダウンロードして、デスクトップなどに配置してください。

 

1.インストーラを実行する
LinuxOSでWindowsアプリケーションをインストールする場合は、インストーラアイコンを右クリックし、「Open With Wine Windows Program Loader」を選択します。
2.インストール先のフォルダを変更してインストールする
インストール先などを変更するために「設定(Settings)」ボタンをクリックします。

参照(Browse)をクリックします。

 
MT4フォルダの中に「XM1」というフォルダを作成し、「OK」ボタンをクリックします。

 
プログラムグループも「XM1」と入力して「次へ(Next)」ボタンをクリックします。
(MQL5のコミュニティサイトを閲覧するつもりがなければチェックボックスを外します。)

3.作成されたアイコンの名前を変える
インストール完了後、MT4が立ち上がりますがひとまず閉じてください。デスクトップにショートカットアイコンが作成されていますので、そのショートカットアイコンの名称を変えます。

 
4.ショートカットのリンク先を変更する
名称を変えたショートカットアイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

 
コマンドの欄にカーソルを合わせて、一番右のファイル名を変更します。「XMTrading\ MT4.lnk」となっていたところを_1を追記して「XMTrading\ MT4_1.lnk」としています。

 
次にリンクファイルのリネームを行う必要があるのですが、実際のリンクファイルは以下のフォルダパスにあります。

 
まずはリンクファイルのフォルダパスまで辿ります。デスクトップ上のホームフォルダを開いて隠しフォルダを表示するようにします。

 
あとは「.wine」→「dosdevices」→「c:」→「users」→「Public」→「Desktop」というように辿っていくとlnkファイルがあります。

 
先ほどショートカットアイコンのプロパティで ・・・MT4_1.linkと変えたのでそれに名前をあわせて変えます。

これで1つ目のインストールは完了です。

2つ目以降のインストールは繰り返し
2つ目以降は上記1~4の繰り返しです。インストールする数だけ繰り返してください。
手順2ではフォルダを「XM2」などに変更します。
手順3ではショートカットアイコンを「XM2」などに変更します。
手順4ではリンクを「XMTrading MT4_2.lnk」といったように変更します

総括

LinuxOSでのMT4インストールは、ショートカットアイコンに加えてリンクファイルもファイル名が固定で作成されることによって、複数インストールが上手くいかないという弊害が出ていました。それを回避するための手順があり、WindowsOSの複数インストールに比べると手順4が増える形となります。

といっても、分かってしまえば簡単なものなのです。同一業者を複数口座で自動売買したいという方はお試しください。

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