月額360円~の国内格安VPSであるWebARENAを使ったFX自動売買環境(MT4環境)の構築手順についてです。前回はCentOS7にWINEを導入するところまでを実施しました。今回はVPSにリモートデスクトップで接続できるようにします。
WebARENAのVPSでMT4環境構築
CentOS7をGUI化しリモートデスクトップ接続する手順
VPSクラウドをデスクトップ表示するための手順とご自身のPCから接続するためための手順となります。ここまで終わるとWindowsOSしか触った事のない人でも直感的に操作できる環境となります。
- VPSクラウドへの接続
- Tera Termを起動してログインしてください。接続方法を忘れた方は前回記事を参照ください。
- 4-1.GUI化する
- コマンドラインベースの画面からデスクトップ操作ベースにします。以下コマンドを一行ずつコピーしてTeraTerm上でペース(右クリック)してエンターです。
yum install epel-release -y yum groupinstall "GNOME Desktop" -y yum --enablerepo=epel groupinstall "MATE Desktop" -y echo "PREFERRED=/usr/bin/mate-session" > /etc/sysconfig/desktop yum install --enablerepo=epel xrdp tigervnc-server -y
上記4行目は画面に動きがみられませんが、それ以外は図のように文字が流れます。全部を実行するのにおよそ20分くらい掛かります。
- 4-2.設定ファイルを編集し、サービス起動する
- 設定ファイルを保存します。まずは以下のコマンドを実行します。
vi /etc/xrdp/xrdp.ini
viエディタでxrdp.iniを開いている状態になります。
この状態で i を入力すると編集できる状態となります。
矢印の↓を押していき「max_bbp=32」書いてある部分を探し、32を24に書き換えます。
Escキーを入力し、 :wq と入力してエンターで上書き保存します。
設定ファイルを保存したらサービス起動します。以下を1行ずつ実行します。systemctl set-default graphical.target systemctl start xrdp.service systemctl enable xrdp.service
- 4-3.ファイアウォールを設定する
- リモートデスクトップ接続で利用するポートの設定です。以下コマンドを実行します。
firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=3389/tcp firewall-cmd --reload
- 4-4.ユーザーを作成する
- リモートデスクトップに接続するためのユーザーを作成します。
useradd ユーザー名
作成したユーザーのパスワードを設定します。以下コマンドを実行するとパスワードを問われるため入力します。
passwd ユーザー名
ここまで完了しましたら一度 VPSクラウドを再起動します。
reboot
上記を入力するとTeraTermは自動的に閉じられます。慣れない黒い画面での操作はひとまずこれで完了です。
- 4-5.リモートデスクトップで接続確認します
- いよいよリモートデスクトップでVPSに接続してみます。ご自身の端末のリモートデスクトップを起動します。
コンピュータの入力欄にご自身のVPSクラウドのIPアドレスを入力して「接続」をクリックします。
セキュリティの確認画面が表示されたら、「このコンピューターへの接続について今後確認しない」にチェックを入れて、「はい」をクリックします。
これでVPSクラウドに接続されます。以下の画面が表示されますので4-4で作成したユーザーとパスワードを入力してください。
接続されると以下のような画面となります。
これでリモート接続設定が完了です。
総括
VPSクラウドにリモート接続できるまでの手順は以上となります。ここまで来たらもう画面操作に入れます。
デスクトップ化ツールとして GNOMといった最も有名なものがあるのですが重くてメモリ512MBプランだと重すぎて使い物にならない状態でした。そこで今回は軽量と名高いMateを採用しました。Mateのインストール前にGNOMをインストールしていますが、先にGNOMをインストールしないと上手く行かなかったためこのような手順となっています。
尚、リモートデスクトップ接続がうまくできない・・・といった場合は、VPS仮想環境 LinuxOS(CentOS7)を起動するの手順2-8を確認してください。この中でセキュリティグループを設定する箇所がありますが、そこを公式マニュアルのままにしてしまうと接続できませんのでご注意ください。
ここまで来たらあとはFX自動売買を開始するまでの難しいことは何もないです。Windows系のVPSと同じように、MT4をインストールしていく作業になります。
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